イタリア人にとっての秋の過ごし方をリサーチする前に、まず、日本人としてイタリアで長年暮らしてきた自分はこれまでいったいどのような秋を過ごしてきたのかを振り返ってみる。
9月、10月はブドウの収穫期でもあり、どの季節よりもワインの生産地を訪ねてきただろう。ミラノから近いところではピエモンテ州だろうか。アスティ県から入ってそこから南下すれば、ピエモンテ・ワインの宝庫ともいえるクーネオ県がある。村の名称を並べれば、バルバレスコ、アルバ、ラ・モッラ、バローロ、ネイヴェと、それはまだ秘境の一角に過ぎない。
残念ながらこちらでヴェンデミア(vendemia)と呼ばれるブドウの収穫作業には参加したことはないのであるが、一連の作業に目処がついたころを見計らって(仕事の邪魔をしないよう)このあたりに点在する丘陵地に出掛けては大小のワイン蔵を廻りながら利き酒をしたものである。高価なワインを生産する“一見さんお断り”的な有名蔵でない限り、だいたいの蔵ではしっかりと予約さえすれば(運がよければ飛び込みでも可)試飲ができる。
蔵に着けば出されるワインの順番はほぼ決まっている。
レストランなどでいただく場合には、おおよそスプマンテやプロセッコといった発泡の白がスタートラインに立つことが多く、その後にそこの料理に合わせた、また好みにあったワインを組み合わせていく。
一方、ワイナリー巡りの場合、そこで生産されるワインを軽い方から順に出されることが一般的である。まったく白ワインの生産されることのない地域というわけでもないのだが、ここピエモンテもクーネオほど奥まってくると、それはもう赤ワイン・パラダイスと言っても過言でないところ。ここまで来て、もしいただくのであれば発泡の白にはじまり、赤に切り替えることが常である。要するに純度の低い、あるいは価格帯のエコノミーな部分からはじまって、終着点は色合いも然り、かなりヘビーな、まったりと芳醇なものへと誘われていく。
あてとして出されるチーズやサラミなどがまた美味。その地方で生産されるものであるから、そこのワインによく合って、また合うからこそ、そこのワイナリーがそれを使い、試飲とは言いながらどんどん酒が進む。ひとつの蔵で5本くらいを試すのであるが、その後のはしごで3,4か所は巡ることを考えると、それはもうかなりの量を試飲としていただいていることになる。
何より驚くべきことに、自分で運転しながらワイン蔵を巡っているのだから、日本の常識では到底考えられない。もちろん飲酒運転が法的に認められているわけではない。しかし今も尚、暗黙の了解というものがこの国にはあるのである
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堂満尚樹(音楽ライター)
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